「ファクトリープリセットが豊富で、即戦力になるソフトシンセが欲しい」
「シンセに詳しくない初心者でも簡単に扱えるソフトシンセが欲しい」
そんな悩みを抱えているあなたにおすすめなのが、Reveal Sound『Spire』です。Spireは、出音の良さと豊富なファクトリープリセットが高い評価を得ており、プロのクリエイターも愛用しています。
本記事では、Spireの魅力やセール情報について詳しく解説します!
Spireとは?
Spireは、Reveal Soundが開発したポリフォニックシンセサイザーです。主な特徴として、4つのマルチモードオシレーター・ユニゾンエンジン(1つのオシレーターあたり9つのボイス)・2つのマルチモードフィルター・アルペジエーター・ステップシーケンサー・マルチバンドコンプレッサー・柔軟なモジュレーションオプション・および1,000以上のファクトリープリセットを備えています。
SerumやVitalといったウェーブテーブルシンセのような複雑な音作りはできませんが、パンチのあるベース・太く存在感のあるリード・きらびやかなプラック・広がりのあるパッドなど、EDM制作に必要な要素がひと通り揃っています。
Spireはプロの愛用者も多く、Armin van Buuren・Hardwell・VINAI・Blasterjaxxといった著名なプロデューサーも使用しています。動作が軽く、汎用性も高いため、DTM初心者のファーストシンセにもおすすめです!
基本操作紹介動画
公式サウンドデモ
日本語解説動画
Spire概要
製品名 | Spire |
開発メーカー | Reveal Sound |
メーカーURL | https://reveal-sound.com/ |
通常価格 | 189ドル |
対応OS | Windows 10以上 / Mac OS 10.0以降 |
対応フォーマット | VST / AU / AAX(32 / 64ビット対応) |
プリセット豊富な即戦力シンセ!Spireの4つの魅力
Spireがなぜおすすめなのか、4つの主要な魅力に焦点を当てて紹介します。
1.即戦力になる大量のファクトリープリセット
Spireには、1,000以上の即戦力となるファクトリープリセットが収録されており、EDM・ポップス・Trance・House・・Techno・Synthwaveなど、幅広いジャンルに対応可能です。そのなかでも、音の太いリードやきらびやかなプラックは、多くのユーザーから評価されています。
音作りが苦手な初心者にとって、即戦力なプリセットが大量に用意されているのはとても嬉しいポイントですね。
2.シンセ本体、プリセット共にセールが多いので手が出しやすい
Spireは頻繁にセールが行われているため、ソフトシンセのなかでも比較的手が出しやすいのが魅力です。通常価格は189ドルですが、半額セール中なら99ドルで購入できます。
また、Reveal Sound公式ではシンセプリセットも販売されており、セール時はプリセットにも割引きが適用されます。サードパーティ製のプリセットが豊富で、拡張性がよいのもSipireがおすすめな理由のひとつです。
Spireは人気シンセということもあり、無料でたくさんのプリセットが配布されています。「Spire Free Presets」のように検索して探してみましょう!
3.UIが分かりやすい、操作性がいい、軽い
私が実際に使用した感想ですが、Spireはほかのソフトシンセと比べても操作性が抜群にいいです。UIがシンプルで直感的に操作できるので、つい音作りがしたくなります。動作も軽いため、複数台立ち上げてもそこまでの負荷にならないでしょう。
便利な機能のひとつに、CPY(コピー)PST(ペースト)機能があります。このボタンは随所に設けられており、オシレーターやエンベロープなどの設定をそのままコピー&ペースト可能です。
主な使い方として…
- OSC1の設定をOSC2にコピー
- ENV2の設定をENV4へコピー
- プリセットAのアルペジオパターンをプリセットBへそのままコピー
といったことが可能です。
プリセットから別のプリセットへ設定の流用ができるため、お気に入りのアルペジオパターンをLeadsやPlucksのプリセットへ適用すれば、簡単に新たなサウンドを生み出すことができます。
多機能・高音質でも操作性が悪いとストレスになりやすいですが、Spireはサクサク動くため優先して使用したくなります。
4.うれしい日本語マニュアル対応
地味にうれしいポイントですが、Spireは日本語マニュアルに対応しています。詳細な機能や操作方法が日本語で解説されているため、初心者でも安心して使い始めることができます。
初めてソフトシンセを触る人にも、各セクションがどういった役割なのかを分かりやすく説明しているので、困ったときや知識を深めたいときなどに日本語マニュアルが役立ちます。
UIが分かりやすいうえに、さらに日本語マニュアルまであるため初心者におすすめしたいソフトシンセNo.1です!
Spireを導入する前の注意点
Spireを購入する前に、注意すべきポイントも確認しておきましょう。
1.Dubstepなどのベース系ジャンルは苦手
Spireはウェーブテーブル方式ではないため、Dubstepなどのベース系ジャンルを作るのには向いていません。シンセにはバーチャルアナログ・FM・PCMなどさまざまな音を出す方式が存在しますが、DubstepやFuture Bassといったジャンルの音作りには、ウェーブテーブル方式のシンセを用いるのが一般的です。
ウェーブテーブルシンセがほしいなら、『Serum』やフリーの『Vital』などがおすすめです!
良くも悪くもシンプル
メリットでありデメリットでもあるのが、Spireはシンプルだということ。ダンスミュージックは複数のトラックを重ねて音に厚みを出すのですが、Spireだけでは物足りなく感じることがあります。作るジャンルによっては、ほかのシンセと組み合わせたほうがよいでしょう。
シンセ1台で完結させたいなら、『VPS Avenger 2』『Pigments 4』『Nexus 4』もチェックしてみましょう!
Spireの過去のセール情報
Spireは年に数回セールが開催されているので、安く購入したいならセールのタイミングを見逃さないようにしましょう。また、取り扱っているサイトによってセールのタイミングは異なるので、こまめにチェックしてくださいね。
購入可能サイト
Reveal Sound公式だけでなく、ディリゲント・SONICWIRE・Plugin BoutiqueなどさまざまなサイトでSpireは購入できます。Reveal Sound公式とPlugin Boutiqueは、利用するとバーチャルキャッシュを獲得できるのでおすすめです。獲得したキャッシュを使えば、次回以降の買い物で割引きが適用されてお得です。
Plugin Boutiqueは海外サイトですが、サイト構造が分かりやすく、日本語サポートにも対応しているため、初心者でも安心して利用できます。また、有料製品(1円以上ならOK)を購入すると、無償でプラグインがもらえるキャンペーンが毎月開催されているので、チェックして損はないですよ!
まとめ:Spireを使って今すぐ音楽制作を始めよう!
本記事では、Reveal Sound『Spire』についてご紹介しました。
今回の要点をおさらいしましょう!
定番ソフトシンセの中でも、操作性の良さとファクトリープリセットの汎用性の高さに関してはピカイチだと思います。即戦力になるシンセが欲しい方は、ぜひチェックしてみてください!