「ミックスは終わったのに、市販の曲と並べると自分の曲だけ音が小さい」
「マスタリングはよく分からないけど、簡単に音圧を上げられるプラグインがほしい」
そんな悩みを抱えているあなたにおすすめなのが、DOTEC-AUDIO『DeeMMax』です。DeeMMaxは、レバーを上げるだけで、曲の質感を変えずに音圧だけを引き上げられるマスタリング専用のマキシマイザーです。
本記事では、DeeMMaxの5つの魅力や導入する前の注意点、名前がよく似た『DeeMax』『DeePopMax』との違いを詳しく解説します。操作のポイントや割引情報も紹介しているので、ぜひ参考にしてください!
- 自作曲の音圧を市販の曲に近づけたい
- マスタリングの知識がなくても簡単に扱えるマキシマイザーがほしい
- 高品質なマスタリング用プラグインがほしいけどお金に余裕がない

DeeMMaxとは?
DeeMMaxは、日本のプラグインメーカー「DOTEC-AUDIO」が開発した、マスタリング専用のラウドネスマキシマイザーです。同社のワンノブ系マキシマイザー「Maxシリーズ」は3種類あり、トラックからマスターまで使える『DeeMax』、ポップスと配信向けの『DeePopMax』に対し、DeeMMaxはマスターバス用として設計されています。
DeeMMaxは独自の倍音処理を採用しているため、圧縮で音がくもったり歪んだりしにくく、ミックスで決めた各パートのバランスを変えずに音圧だけを上げられます。アコースティックのように歪みに敏感な音にも使える設計で、メーカーは得意ジャンルを「全ジャンル」としています。
DeeMMaxの基本操作は以下の通りです。
- レバー:上げるほど音圧が上がる
- SOFTNESS:ダイナミックレンジを残したいときに質感を調整する
- OUTPUT:出力レベルを調整する
- AUTO SOFTNESS CONTROL:SOFTNESSを入力に合わせて自動で調整する
- Monitor:入力と出力の音量を揃えてエフェクト処理の効果だけを聴き比べる
- TruePeak:配信向けのTruePeakリミッティングをON/OFFする
- BYPASS:エフェクトのON/OFFを切り替える
基本操作はレバーを上げるだけなので、ミックス・マスタリングの知識がない方でも簡単に扱える点が最大の魅力です!

公式デモ動画
DeeMMax概要
| 製品名 | DeeMMax |
| 開発メーカー | DOTEC-AUDIO |
| メーカーURL | https://dotec-audio.com/index_jp.html |
| 通常価格 | 5,500円(税込) |
| 対応OS | Windows 64bit/macOS 10.12以上(Apple Silicon対応) |
| 対応フォーマット | VST2/VST3/AAX/AU |
超簡単操作で音圧アップ!DeeMMaxの5つの魅力
DeeMMaxがなぜおすすめなのか、5つの魅力にフォーカスしてご紹介します。
- レバーを上げるだけで音圧が上がる
- TruePeakリミッティングに対応している
- AUTO SOFTNESS CONTROLとMonitorで調整と確認がしやすい
- マスタリングプラグインのなかでは低価格で常設割引もある
- 製品のアップデート情報が分かりやすい
1.レバーを上げるだけで音圧が上がる
DeeMMaxの主な操作は、マスタートラックに挿して中央のレバーを上げるだけです。スレッショルドやリリースといった設定項目を触る必要はなく、レバーの位置がそのまま音圧の上がり幅になります。
実際にDeeMMaxを通す前と後で、どれくらい変わるのかを聴き比べてみましょう。
DeeMMaxありは、レバーを約40%まで持ち上げた状態です。半分も上げていないのに、全体がグッと前に出てきているのが分かります。
左のSOFTNESSダイヤルではダイナミックレンジを調整でき、数値が大きくなるほどダイナミックレンジが優先された仕上がりになります。EDM系は低めに設定して音圧感を重視、ポップス系は高めに設定して歪み感や音圧感を抑えるなど、作るジャンルに合わせた微調整が可能です。

「とりあえず音圧を上げたい」という段階なら、レバーを上げるだけで形になります。設定で迷う時間がゼロなのが、ほかのマキシマイザーとの一番の違いです!
2.TruePeakリミッティングに対応している
同社から販売されていた『DeeTP』がDeeMMaxに統合され、TruePeakリミッティングに対応しました。TruePeakとは、DAWのメーター上では0dBを超えていないのに、実際にスピーカーから出る音やMP3などに変換した後の音が0dBを超えてしまう「見えないピーク」を捉えるための基準です。
配信サービス向けにマスターを書き出す場合は、このTruePeakでの管理が求められることが多く、DeeMMax1つで対応できるのは魅力です。


「TruePeakって何?」という段階でも、完成した曲を配信に出すならオン、と覚えておけば大丈夫です。別のリミッタープラグインを後ろに挿す必要はありません!
3.AUTO SOFTNESS CONTROLとMonitorで調整と確認がしやすい
「AUTO SOFTNESS CONTROL(ASC)」ボタンをオンにすると、SOFTNESSが入力に合わせて自動で調整されます。自動調整の可変幅はSOFTNESSで決められるので、「基本は自動に任せて、効き具合だけ自分で決める」という使い方が可能です。
「Monitor」機能をオンにすると、入出力の音量を保ったまま、DeeMMaxのかかり具合だけを確認できます。音圧を上げると単純に音が大きくなるため、「良くなった」のか「大きくなっただけ」なのかが判断しづらくなりますが、Monitorをオンにすれば音量差なしで質感の変化だけを聴き比べられます。


Monitorをオンにして「あれ、思ったほど変わってない?」と感じたら、それが正しい変化量です。音量による錯覚を取り除いて確認する癖がつくと、音圧の上げすぎで曲が潰れてしまうミスを減らせます!
4.マスタリングプラグインのなかでは低価格で常設割引もある
DeeMMaxのみならず、DOTEC-AUDIOの製品はほとんどが低価格です。マキシマイザーやリミッター系のプラグインは高価なことが多いのですが、それらの製品に引けを取らない性能を持ちながら、DeeMMaxはかなり良心的な価格に設定されています。
さらに公式サイトには、常設の割引サービスが3種類あります。
- SNSでクーポンコードが配布されているときは入力で1,000円オフ
- DOTEC-AUDIO製品をすでに1つ持っていれば、そのシリアルキーの入力で1,500円オフ
- カートに入れた2つ目以降の製品も1,500円オフ(まとめ買い割引)

マスタリング系プラグインは1万円を超えることが多いなか、その半額程度の価格で手に入れられるのは嬉しいですね!
5.製品のアップデート情報が分かりやすい
これは地味に嬉しいポイントですが、DOTEC-AUDIOの製品はプラグインのアップデートがある場合、一目で分かるようになっています。所持プラグインの数が増えるとアップデートのチェックも大変になるので、サイトに飛ぶ手間がかからない点は大変ありがたいです。



プラグインのアップデートは意識しないとつい忘れてしまうため、とても助かります!
DeeMMaxを導入する前の注意点
DeeMMaxを購入する前に、注意すべきポイントも確認しておきましょう。
- ワンノブ設計のため細かく追い込む用途には向かない
- ミックスの粗もそのまま持ち上がってしまう
1.ワンノブ設計のため細かく追い込む用途には向かない
DeeMMaxは操作を極限まで減らしている分、帯域ごとの個別設定や、アタック・リリースの数値による追い込みには対応していません。「低域だけもう少し潰したい」「リリースを長めにして余韻を残したい」といった細かい調整をしたい人にはやや不向きです。
マスタリングをきちんと学んで自分でコントロールしたい人や、すでにマルチバンドのマキシマイザーを使いこなしている人には、物足りなく感じるかもしれません。

操作は非常にシンプルですが、内部では複雑な音声処理を施しています。
細かく追い込みたい人には、同社の上位製品『DeeMaximizer』(32バンドマルチのマキシマイザーで、M/S切り替えやSOFTCLIPも搭載)がおすすめです!DeeMMaxは「まず形にする」ための1本と考えるといいかもしれません。
2.ミックスの粗もそのまま持ち上がってしまう
DeeMMaxは「ミックス結果をそのままに音圧だけアップ」するプラグインです。これは裏を返すと、ミックスの段階で低音が濁っていたり、特定の帯域が飛び出していたりすれば、その問題もそのまま大きくなるということです。
DeeMMaxで思ったような結果が出ないときは、プラグインの設定ではなくミックスに原因があると考えられます。EQで不要な帯域を整理し、コンプレッサーで各パートの音量差を揃えてから、仕上げにDeeMMaxをかける順番を意識しましょう。

DOTEC-AUDIOでは、EQやコンプ、ステレオイメージャー、マルチエフェクターなど音作りに関するプラグインも多数販売されています。全製品に無料デモが用意されているので、気になる方はぜひチェックしてみてください!
DeeMax・DeeMMax・DeePopMaxはどれがおすすめ?
DOTEC-AUDIOには『DeeMax』『DeeMMax』『DeePopMax』という3つのMaxプラグインがあります。それぞれの主な違いは以下の通りです。
| DeeMax | DeeMMax | DeePopMax | |
|---|---|---|---|
| 挿す場所 | 各トラック〜マスター | マスターバス専用 | マスターバス |
| 音の方向性 | 太く押し出す。パート単体を目立たせたり、マスターで全体をまとめたりする | 歪ませずクリアでタイト。ミックスのバランスを変えずに音圧だけ上げる | 高域・中域・低域のバランスを自動で整えつつ音圧を上げる |
| 得意ジャンル | ダンスミュージック、ラウドロック | 全ジャンル | J-POP、配信向け |
| スイッチ・機能 | TURBO/SAFE/MONITOR | TruePeak/AUTO SOFTNESS CONTROL/Monitor | WARMTH/MONITOR |
| 価格(税込) | 5,500円 | 5,500円 | 5,500円 |
| 製品リンク | https://dotec-audio.com/deemax_jp.html | https://dotec-audio.com/deemmax_jp.html | https://dotec-audio.com/deepopmax_jp.html |
DeeMaxはトラックにもマスターにも挿せる万能型で、キックやベースを前に出したいときはトラックに、全体を太くまとめたいときはマスターに、といった使い分けが可能です。「トラックはDeeMaxで太くして、最後にDeeMMaxでまとめる」という分担が分かりやすい組み合わせになります。
一方、DeePopMaxはJ-POPと配信を想定した製品で、高域・中域・低域の音圧バランスをプラグイン側が自動で調整してくれます。PCやスマートフォンのスピーカーで聴かれることを前提にした設計なので、SNSに曲を上げたい人にもおすすめです。

得意傾向が異なるだけで、DeeMMaxでもポップス系に対応できるため、迷ったらDeeMMaxからで問題ありません。
DeeMMaxを持っていればシリアル割引でDeeMaxが1,500円オフになるので、「マスターはDeeMMax、トラックはDeeMax」の組み合わせを段階的に揃えるのがおすすめです。
DeeMMaxの過去のセール情報
DOTEC-AUDIOは、新製品の発売に合わせて全製品を対象にした「新製品発売セール」を開催しています。セール価格は40%オフの3,300円(税込)で、期間は発売から2〜3週間ほどです。ここ2年は数か月おきに新製品が出ているので、セールの機会は年に数回あります。
このほか、年末年始のセールや、2025年8月の10周年記念セール(全製品1,100円)のような大型セールもありました。セールの告知は製品ページの価格欄と公式Xに掲載されるので、こまめにチェックしましょう!
セールを待たない場合でも、公式サイトの常設割引が利用できます。クーポンコードで1,000円、DOTEC-AUDIO製品をすでに持っているか2つ以上まとめて買うなら1,500円が引かれるので、すぐ使いたいなら常設割引で買うのがおすすめです。
購入可能サイト
DeeMMaxはDOTEC-AUDIO公式サイトのほか、SONICWIREやRock oN Line eStoreなどでも購入できます。
SONICWIREでは、公式サイトのクーポン・シリアル割引とは別に、独自のクロスグレード割引があります。SONICWIREでDOTEC-AUDIO製品を1つでも購入したことがあれば、DeeMMaxを3,850円で入手できます。ただし、DOTEC-AUDIO公式サイトで購入していた場合は対象になりません。

まとめ
本記事では、DOTEC-AUDIO『DeeMMax』についてご紹介しました。今回の要点をおさらいしましょう!
マスタリングの知識がなくても、レバー1本で「音が小さい」という悩みから抜け出せるのがDeeMMaxの魅力です。自作曲の音圧を市販レベルに近づけたい方は、ぜひチェックしてみてください!


