「トラックに挿すだけで音がカッコよくなる」
そんな、嘘みたいな便利プラグインがあることをご存知でしょうか？
初心者でも簡単に扱えて、一瞬で音をカッコよくできる。
知る人ぞ知るWaves社のマルチエフェクトプラグイン、Infected Mushroom Pusher（以下IM Pusher）
本記事ではその魅力を紹介します！
- 手っ取り早く音をカッコよくしたい
- ミックス知識不要で扱えるプラグインが欲しい
- キックの音作りがしたい
- 性能云々よりも単純にInfected Mushroomが好き
私が購入したきっかけは「性能云々よりも単純にInfected Mushroomが好きだから」です（笑）
IM Pusherとは？
「基本操作紹介動画」
公式解説動画
Infected Mushroom本人による解説
IM PusherはWavesからリリースされているマルチエフェクトプラグインです。
DTMerお馴染みWaves社と、イスラエル出身の人気サイケデリックトランスユニットInfected Mashroomの共同開発で誕生しました。
操作は非常にシンプルで、誰でも簡単に扱うことができますが、得られる効果は絶大です。
IM Pusherは単体購入が可能ですが、バンドルへの収録は上位グレードの『Mercury』のみなため、プラグイン自体の知名度はあまり高くはありません。
ですが、著名なプロデューサーが使用していたり、オススメに挙げていたりと隠れた優良プラグインであることには間違いありません。
IM Pusher概要
| 製品名 | IM Pusher |
| 開発メーカー | Waves |
| メーカーURL | https://wavesjapan.jp/plugins/infected-mushroom-pusher |
| 通常価格 | ￥12,650（税込） |
| 内蔵エフェクト | マルチバンドエンハンサー クリッパー リミッター ステレオイメージャー |
IM Pusherのここがイイ！
- 超簡単にサウンドをカッコよくできる
- キックやベースの音作りに使える
- 見た目がカッコいい
1.超簡単にサウンドをカッコよくできる
IM Pusherの特徴は、『とにかく簡単に音をカッコよくできる』のひと言に尽きます。
まずは参考音源を聴いてみてください。
IM Pusherありは全体的に派手さが増して、存在感がハッキリとしていますね。
特にキックとベースのキャラクターが変わっているのが分かりやすいかと思います。
IM Pusherはさまざまなエフェクターが搭載されていますが、やることは非常に単純です。
自分好みのサウンドに変化する位置までノブを回す。ただそれだけです。
同社の有名な『OneKnobシリーズ』と同じです。
たったこれだけで、バッチリ音が良くなります。
専門知識不要なので初心者でも問題ナシ！
2.キックやベースの音作りに使える
IM PusherのLOWパラメーターでは、狙った帯域をエンハンス処理できるため、キックの音作りにも最適です。
キーを把握する必要がありますが、キーAのキックにA – 55Hzの低域をピンポイントでエンハンス処理する、といった使い方ができるため簡単にキックが強化できます。
同様に、ベーストラックに使用することでローエンドの強化をすることも可能です。
低域処理後にリミッターノブを調整すればカッチリとした音に仕上がります。
キー判別にはフリーのチューナープラグイン、GVST『GTune』などがオススメです。
3.見た目がカッコいい
性能とは関係ありませんが、見た目がカッコいいです。
全体的にダークかつカラフルで、近未来感のあるUIが非常にクールです。
音に変わりはなくとも、見た目が好きなプラグインを使うことで気持ちやモチベーションがプラスに働くため、お気に入りのプラグインがあることはイイことです。
IM Pusherを導入する前の注意点
- アナログ、ヴィンテージ、ローファイなトラックを制作したい場合は不向き
- リミッタープラグインの中では負荷が高め
1.アナログ、ヴィンテージ、ローファイなトラックを制作したい場合は不向き
IM Pusherはハイファイで派手な音に変えるためのプラグインなので、アナログ感やヴィンテージ感のあるトラック、Lo-Fi Hip Hopにはやや不向きです。
音質の変化が少ない状態で音圧を上げたい場合は、DOTEC-AUDIOの『DeeMMax』や『DeePopMax』がオススメ！
派手でカッチリした音に仕上がるので、EDM系では大活躍です！
2.リミッタープラグインの中では負荷が高め
IM Pusherは他のリミッタープラグインと比べると、負荷がやや高めです。
使用環境やトラック数によっては、DAWの動作が重くなってしまうため注意が必要です。
もし重くなってしまうのであれば、トラック毎ではなくバスにまとめて使用したり、マスターへの使用に限定するなどして、自分の環境に合わせて対策しましょう。
私は楽曲制作時にほぼ全トラックに挿しています(笑)
過去のセール情報PICK UP！
Wavesでは定期的にセールが開催されています。
ブラックフライデー以外にも、突然大特価セールが開催されることがあるため、IM Pusherが気になった方は小まめにチェックしましょう。
購入可能サイト
IM Pusherは、公式サイト以外に多数のメーカーでの取り扱いがあります。
日本語対応メーカーでも販売されているので、初心者も購入しやすいでしょう。
まとめ
IM Pusherを紹介しました。
今回の記事をおさらいしましょう。
プラグイン自体の知名度は高くないにもかかわらず、根強い人気があり、著名なプロデューサーも使用している隠れた優良プラグイン。
初心者でも簡単に音をカッコよくできるので、ミキシングレベルを上げたい方は、ぜひチェックしてみてください！
